何か楽器をやってみようと思った時に、弦楽器であればバイオリンをやってみようと思ったことはありませんか?
演奏会で演奏できたら素敵…
ライブで演奏できたら素敵…
結婚式で演奏できたら素敵…
かっこよく楽器を弾きたい…
そんな素敵な夢をかなえてくれるのがバイオリンです。
しかしいざ触ってみると音がならない…
そもそもバイオリンは何処にうってるの?
と言う形です。
バイオリンをしっかりやればこれらの悩みは全て解決し、そして願望も叶います。
しかしそんなバイオリンですが、そもそも何故難しいというイメージがあるのでしょうか?
難しいというイメージの理由って皆さんご存じでしょうか?
そこで私が難しいなと思ったことは、
①音がならない(バイオリンは弦と弓との摩擦で音がでます)
②音程を作るのが難しい(ギター、ピアノなどは押せばその音階がでる)
③チューニングが難しい(チューナーを使っても、弦と弓をこすりながら、音程を合わせていく)
④楽器が高そう(ちまたではストラディバリウスの事ばかり)
⑤何故か金持の人ばかりやっているイメージ(金持=気難しいというイメージがある?)
でした。他にもありましたが、音楽未経験でほぼ19歳からはじめ、10年以上の月日が流れた現在、これらの難しいなと思うことは全て取り払われました。
①例えば音がならないといいますが、スキー、スノーボードだって一緒です。最初から滑れません。
④楽器が高そうというイメージはありますが、本当に安いやつであれば、1万円しないのあります。
⑤金持の人ばかりやっている?以外に貧乏学生もやっている人が多いです。とかくいう私も食費を浮かせて、お金をためてバイオリンを買いました(これはおすすめしません。食事は重要です)
このようにイメージばかりが先行されて、実はそうでもない場合もあります。
バイオリン上達において最も重要なのは、考え方を変える事になります。
「バイオリンが上達するには小さい子どもの時からじゃないと上達しないのでしょうか?
しかも4、5歳からはじめないとだめなんでしょうか?」
そんな事はありません。目標にもよりますが、人前である程度の演奏をするくらいまでなら、全然音楽未経験でも上達できます。
しかし子どもから音楽をやっているのは有利であるのは確かです。
その有利な点というのは
①音感が身に付きやすい
②リズム感が身に付きやすい
③良い音楽に親しみやすい
音楽というのは語学と同じようなものです。
小さい子の方がすぐ言葉を覚えますよね?でも大人からでも語学は習得できます。
ネイティブと変わらない語学力を身につける方もいます。
しかし小さい頃からバイオリンをやった方が有利ではありますが、大人からバイオリンをはじめて、上達できない理由にはなりません。
逆に小さい頃からバイオリンをやっている方の全てが、上手かといったらそうでもありません。
つまり上達するには上達する仕組みがあるのです。
大人からバイオリンをはじめることが不利だと思ってませんでしょうか?
確かに子どもからバイオリンの習っていた方が有利なことは確かです。
しかし大人からしか学べない究極の学習法があります。
それは現状分析能力です。
現状分析能力とは、客観的に物事をみて分析する能力です。
例えば、何故あるパッセージが弾けないのか?この質問を子どもにすると、「弾けないから」としか返答がありません。
またこのような質問をすると子どもは、この質問自体を嫌がります。
できないにはできない理由があるのです。
これは「原因と結果の法則」と言います。
つまり何かパッセージで自分の思う音が弾けなければ、弾けない原因があるのです。
その原因を考えることができるのが、大人で、子どもは感覚的にわかります。
感覚的にわかった方がいいのかもしれませんが、感覚的だと危険な場合があります。
あるところまでは上達するのですが、考えることを辞めてしまいます。
つまり自分にはできないところがあった時、そこで辞めてしまうのです。
そしてこの現状分析の作業を手伝ってくれる最強の相棒が、ロジカルシンキングです。
ロジカルシンキングとは物事を論理的に考える能力です。
「何故このパッセージが弾けないのか?」
■左手が追い付いていないから→左手が追い付くように、左手だけ練習する
■右手と左手が合ってないから→右手と左手が合うようにゆっくり練習する。メトロノームを使って、だんだん速度を上げていく。
思った音がでない→理想とする演奏CDを探し、その音をまねる。その際自分の音と、CDの音がどのように違うのか?具体的に批評(批判ではないです)する。
このように物事を論理的に考える能力が、ロジカルシンキングです。
大人からの最強の武器
現状分析能力とそれを助けてくれるロジカルシンキング、最強の矛と盾を使用し、どんどん上達していきましょう!